平均点の平均(2013年春~2025年春)
昨日、kengakujuku.netのほうに岐阜県公立高校入試の平均点の平均という記事を上げておいた。
昨年もこの時期に岐阜県公立高校入試の平均点の平均という同名の記事をこのブログに出していたが、考えてみればそれはあちらの方が適切だったかなと。
現行制度下全体の話はあちらのページに任せておいて、ここではこの前区切った「コロナ前」入試(2013年春~2020年春)と「コロナ後」入試(2021年春~2025年春)で分けて出した平均点について書く。
以前も書いたが、厳密には2020年春入試の本番直前にコロナ禍(による一斉休校)が始まっている。
しかし入試直前のことだったので、そこに至るまでの影響の大小を考えてこのブログでは便宜上「コロナ前」にしている。
以下がその「コロナ前」入試と「コロナ後」入試の平均点の比較である。
一言で言うと、あまり変わっていない。
ただ、上位層の割合に注目すると違う印象になることは以前書いた。
教科ごとに見ると
国語は私の印象では「変わらず易しい」のだが、コロナ前に複数回あった下振れした年(60点台)が「コロナ後」にはあまり見られない(2023年春の69点があったぐらい)。
つまり易しくなったのではなくて、易しい水準でより安定してきたというほうが適切なようだ。
もっとも、国語は複数ある記述問題の配点が高く、その難易度次第で容易に平均点が上下することには留意する必要がある。
理科は確かにちょっとだけ難しくなった印象がある。
もっとも「難しくなった」という書き方は、他県の人から「?」をつけられるかもしれない。
近年「難しくなった」というよりも、以前が易しめの基本問題ばかりで安定していたものを、微妙に軌道修正して少しだけ歯ごたえがあるようにしているという感じだろうか。
社会も軌道修正という意味では理科と同じような感じを少し受けていたのだが、上の分類で平均点の平均を出すとほとんど差がない。
これは最近3年間は平均点が(社会の中では)やや低めなのに対して、2021年春・2022年春と易しい問題が続いたため、コロナ後5年分の平均に影響しているためかもしれない。
社会はもう少し様子を見ないとはっきりした傾向として語るのは早いかも知れない。
数学は平均点にすると1.6点しか違わないが
・難問の出題に微妙に変化が出ていること
・上下差の激しい教科なので平均点だけでは判断できないこと
などは以前詳しく書いた通りなので今日は省略。
英語については数学同様に別で書く予定。
上下差が大きい教科なので数学同様に平均点で語ることにあまり意味がないかもしれない。
いや、上下差は数学以上かもしれない。
上から下まで各点数層がほぼ同じ割合なのだから。
明日の入試は果たしてどうなるのだろう。
問題の内容に変化があるかどうかは当然気になる。
それとは別に、せっかく書式も揃えて演習をしてきたので以前のような形式の変化がないといいのだが。
(この30年ほどの主な形式の変化)
・「書式革命」2枚ペラの問題つき解答用紙→冊子の問題用紙とそれとは別の解答用紙に(20世紀の終わり頃)
・問題冊子に外冊子がつき、解答用紙がその外表紙裏に
・解答用紙が冊子の真ん中に挟み込みに
本番に向けて繰り返し実戦演習をしてきたが、それは昨年(まで)の入試を模してのこと。
今年、突然何かが変わっている可能性もないとはいえない。
何かがあっても慌てず落ち着いて受験(受検)してほしい。


