岐阜県教委、今年は定員の見通しを出さないの?
2022年は翌年春(2023年春)の各高校の定員発表とほぼ同じ時期に岐阜県教委が出していた、公立高校の先々の定員の見通し(地区ごと)。
2023年は11月16日、2024年は11月26日という具合にだんだん発表が遅れてきたが、今年に関してはまだ出ていない。
昨年も「忘れた頃に出してきた」感があったが。その日付も過ぎた今年はこのまま出さない可能性も濃厚だ。
というのは、2022年、2023年は翌々年春+3年後の春の2年分を出していたのに(発表したときの中2・中1が受験する年の分)、昨年(2024年)は翌々年春(2026年春)の分しか見通しを出していなかったからだ。
今年、その「見通し」を出すとしたら2027年春以降(今の中2以下の高校受験)の分ということになる。
まだ(県教委が本当に公立高校再編に着手するのかという)2029年春までには間があるが、早くもそれを睨んでの非公表なのか。
単に2022年からずるずると発表期日が遅れている(10月→11月半ば→11月下旬)ので今年も遅れているだけなのか。
これまでも実際の定員が前年の見通し通りでない場合もあり、みっともないので見通しを出すのを止めたのか。
そもそも「定員の見通しを出すことに意味があるのか」と岐阜県教委が考えを変えたのか。
いま県教委は2029年春以降の公立高校の在り方の議論で忙しいので2027年春とか2028年春とかのことを考えている暇はないのか。
それとも電撃的に前倒しで2027年春や2028年春に何らかの手を打つ予定でもあるのか(そんなことはしないと言っていたように思うが)。
確かに最近の(広域)通信制高校への高校進学者流出とか、来春からの(私立高校も含めた)授業料無償化など「2029年度までの再編先送り」を教育長が宣言した当時とは環境は変化している。
もうしばらく見ないと分からないが、年内に出なければ2027年春以降の定員見通しについての発表をするつもりはないということだろう。
などと部外者に言われるまでもなく、出さないなら出さないで積極的に県教委は表明していくべきだと思うのだが。
まあやらないという表明というのはしにくいか。
やり出すときも予告なくいつも突然の岐阜県教委のことであるし。

