昨日は岐阜女子高校のH先生がわざわざこの大垣の端っこの小さい塾までお越しになった。
H先生の前任校時代(同じ学園の岐阜第一高校)から(私がまだ勤め人だった頃から)数えてもう30年近いお付き合いになるかもしれない。
そう考えると長いなー。
今や毎年必ず欠かさずお話をしに来てくださるのはH先生だけ。
学校関係だけでなく教材業者の営業担当もこっちが27年もやっていればすっかり入れ替わっているので、開校時から(というか開校前からだが)ずっとお付き合いしている方はH先生ぐらいかもしれない。
某教材会社のSさんとも開校してしばらく以来の長いお付き合いで随分お世話になったが、私が倒れるちょっと前にやめられている(私が若い頃にもうある程度年齢が高い方だったので当たり前)。
県内に女子高校は現在2つ(聖マリア女学院さんと岐阜女子高校さん)だけ。
かつての鶯谷女子も富田女子も済美女子も名前から「女子」がとれた。
(21世紀になって共学化した済美は別として、この塾ができる前から共学化していた鶯谷や富田が、むかしは女子校だったことすら知らない人のほうが多いのかもしれない。今の親御さん世代は富田が女子校だったことはぎりぎり知っているかどうかという世代か。といっても中学生当時に西濃地区で富田の名前そのものを聞くことは多くなかっただろうからなあ)
男子校は皆無だ。
残った女子校2つがいずれも小規模校というのは何かの偶然だろうか。
小規模校には小規模校のよさがある。
目立たない子が取り残されない。
塾の話で恐縮だが、前職で私は担当人数が多いときにはいつも敢えて目立たない子の表情一つから特に気を配っていたものだが、それでも大人数になるとうっかり目立たない子は目立つ子に隠れて埋没させてしまう。
小規模校にそういう心配はないはずだ(うちの塾も小規模塾だ)。
一人ひとり大事に見てもらえる。
マリアも岐女も、他の私学と同じように上位校への進学を重視するコースを設けており(そういうコースがない私立高校はない)、そういう希望にも応えられる環境がある。
気になる女子は見学に行ってみるとよい。
公立と違って私立は夏休み以外に秋にも見学会や説明会を開催している。