大変だなあ。(山形県の話)

山形県(遠いなあ。実は東北各県の中で唯一行ったことがない。隣の秋田県には行ったことがあるのだからいつかは行きたいの公立高校入試が来春からだいぶん変わるというのを先日知った。


(山形県)公立高校入試、前期と後期の2回に 受験機会の複数化を求める声受け:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/AST4L4R5FT4LUZHB00MM.html
高校教育課によると、前期(特色)選抜は各高校や学科の特色、受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)を踏まえて判定する。具体的には調査書と個人面談、作文など。学校によっては学力検査をするところもある。
後期(一般)はこれまでと同じ調査書と学力検査で、3月7日になる。これまでの推薦入試はなくなる。


山形県の公立高校入試が来年春(2026年春)から各高校の定員を分割して前期・後期という入試システムになるようである。
岐阜県が十数年前までやっていたような、特色化選抜+一般選抜というシステムに近い。

それだけでも大変な変革だろうに、高校入試でも近年全国的に導入が進んでいて岐阜県も2年前に入れた「Web出願システム」を同時に入れるようで。
そんな大規模な変更を2つ同時にいきなり来年春からというのにも驚いた。
このニュースを見ただけで経緯を詳しく知らないが、正式発表の前に何かアナウンスが無かったのだとしたら、日頃「発表が何かと遅い」と私が言っている岐阜県教育委員会がかわいらしく見えてしまうほどの急転直下の展開である。
山形県内の高校受験生と保護者、学校、同業者ほか高校入試界隈は大変だろうなーと想像する。
岐阜県が先行事例として数々の教訓を残し、ずいぶん前にやめたのに(そして導入した他県でも近年やめているところが多いように思うのに)今ごろ採用するのかというのも驚き(苦笑)

山形県の高校入試が来春からどうなるのか。
山形県でこれが成功しようが失敗しようが、10年間いろいろ試行錯誤してやって終わった岐阜県がまた採用するようなしくみにも思えないので、当職やこのブログが注目しても仕方が無いかもしれない。