先日、卒業生からのいろいろな報告はひじょうにうれしいということを書いたばかりだが、昨日、10年以上前の卒業生からメールをもらった。
夢をかなえ、地元で保育士・幼稚園教諭として働いていることは以前やはりメールで報告をもらっていた。
今ももちろん働いているのだが、今度は結婚したと。
おめでとう。
何年前の卒業生でもこういう便りはうれしくなる。
幸せに暮らしているようで何より。
振り返ると彼女たちのころはまだ特色化選抜があった。
特色化選抜時代の後期。
特色化選抜の学力検査が県内共通問題になった時代(制度導入当初、特色化選抜で学力検査を課すところは各高校で作問することになっていた。入試問題の作問はひじょうに難しい。高校の現場も大変だっただろう。今から思うと無茶苦茶な時代、大混乱の時代だった)。
そして普通科でも半数が特色化選抜で合格した時代。
彼女も特色化選抜で高校に入ったはずだ。
塾でも特色化選抜学力検査の対策を必死でやったが、特色化選抜合格組が2月で終わるのは何とも物足りない感じだった。
いや別に合格した後も塾に通ってほしいというわけでなく(逆にこちらから特色化選抜で合格した子たちを「卒業」だと当時は送り出したくらいだ)、3月の入試までみんなで頑張って全員で入試本番を迎えて終わる(まあ高専行く子とかは別にしてではあるが)幕切れがよかったのになあという感じだった。
そんな彼女の世代からこうして便りをいただけるのはうれしい。
そんなに塾が近いわけでもないのによく通ってくれていた。
この塾にたどり着く前に大手から個人塾までたくさんあったのにうちに来てくれたのだ。
あのころは結構遠方(といっても西部中や赤坂中の校区だが)からの通塾も多かった。
ありがたいことだと思う。
あれからもう十数年が経つんだなあと感慨にふける。
あのころは中日ドラゴンズも強かった(そっちか)。
今ではすっかり弱くなった。
今年はどうなのか、もう関心もあまりないが。