前テスト・後講習
冬期講習の学力テスト、以前は講習の最後のほうに行い、講習の成果を確認する機会としていた。
そして学力テスト反省会(解き直しなどの誤答処理)を冬期講習の最後の最後に行って講習の締めくくりとしていたのだった。
が、中学校の実力テストが休み明けすぐ行われるのに(中2以下の話)、その実力テストが終わってから塾の学力テストの反省を行っていては中学校の実力テストにかすりもしない(弊塾の冬期講習は冬休み明けもちょっとだけ続く。小中学校の冬休みが今年度2025年度までは1/5(来年度からは1/7までになるが)という超短期だから市内の塾はだいたい冬期講習が冬休みをはみ出しているだろうと思うがどうなのだろう)。
「実力テストは『実力』テストなのだから日頃積み重ねた実力を発揮して来ればよい」というのが弊塾の基本的な立場ではあるが、「テスト」と言われれば真面目な子の中には何かしらの準備をしたい子もいるだろう。
そういう子のためにその材料を提供してあげたい。
そして講習自体もテストで弱点が分かってからのほうが本人にとっても充実したものになるだろう(こちらは普段からの対話問答で生徒個人の弱点はだいたい把握しているが)。
そういう意図からこの講習では「前テスト・後講習」という形にした。
冒頭でどーんと学力テストをやり、その反省をベースに講習を展開するかたち。
前テスト・後テストでもいいのだが、短い冬期講習でそれをやるとどちらかのテストが消化不良になる恐れが高い。
消化不良のテストはやらないほうがマシ(回数やればいいというものではない)ということで前テスト・後講習。
生徒たちにもより実力テストに備えている感じが出るかもしれない(講習自体が復習内容中心なのだから、講習全体が「実力テスト対策」にもなっているのだが)。
「前講習・後テスト」の頃と比べたら塾の学力テストで良い結果は出ないかもしれないが、生徒にとってもご家庭にとっても塾のテスト結果より学校のテスト結果が大事だろう。
長い夏休みなら前テスト・後テストでも消化不良は起こりにくいので(現状は中3だけが前テスト後テスト状態)、来年度からは夏期講習でそういうふうにしてみるか。
しかし長いのはいいのだが夏期講習には別の問題がある。
夏休みの後半が定期テスト対策になる二期制の中学校の生徒にとっては、講習の「前テスト・後テスト」は余計な負担になってしまうのだ。
うーむ考えどころ。

