ダブルトラブルスクランブル

先々週から調子がおかしくなっていたコピー機(複合機)、最初のはっきりしたトラブルはプリントが黒ずんでそのうちに黒く濃い帯ができるというものでした。
 
テスト対策も佳境に入ろうかという週末、本当に困ったタイミングでのトラブル発生。
授業のたび、そのことを詫びながら塾生たちにプリントを配っていたら、ある子が「でも読めればいい」と。
「優しいね」と笑っていたのですが、その一言が数日後にリアルに重みを持つことになるとは、そのときの私は思い至りませんでした。
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このトラブルは飛び石連休を経た先週木曜日に修理(部品交換)してもらって無事解決・・・したはずだったんですが、翌金曜日には今度はコピー機そのものが突然反応しなくなるというかつてない事態に。
コピーもプリントもスキャンもFAXも一切使えなくなりました。
 
ただの置物と化した複合機。
狭い事務室の中で何も物言わず鎮座する彼のことをこれほど疎ましく思ったことはありません。
  
そしてまたしても金曜日の夕方というひじょうに悪い(ほぼ最悪といっていい)タイミングでの故障。
土日のテスト対策は大ピンチに追い込まれました。
 
修理は早くても月曜日。
 
弊塾にはいちおう印刷機もあるので、多い枚数の印刷はそちらでできますが、1枚2枚の需要にどう応えるか・・・。
 
深夜にあれこれ悩んだ末、プリンターを買うことを決断。
いや、プリンターそのものはあるんですが、弊塾のプリントのほとんどはA3もしくはB4で作られているので一般的なA4対応のプリンターでは印刷できないのです。
まあ、通常時でも複合機(レーザープリント)でなく、インクジェットで少量印刷したいものもないわけではないので、これから先も塾に置いておいて無駄にはならないかなと。
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幸い?なことに、11/7(土)は学校の土曜授業があり塾は昼から。
(土曜授業がなければ塾は当然朝からやっているはずでした。テスト前最後の週末ですからね)
午前中に家電量販店をまわる時間はありそうです。
ただ、A3対応プリンターという、決して売れ筋でない商品のことですから、店頭に在庫がない事態も考えられます。
あっても高価な物しかないとか。
すぐ必要なのに「お取り寄せ」では意味がありません。
あまり高ければ余所を当たりたくなるかもしれませんが、昼には戻らなくてはいけないのであちこちはしごしている暇もありません。
で、ネットをあちこち漁ってみたところ、某家電量販店のネット通販サイトがすぐに出荷してくれそうで値段もそこそこ。
ほぼ迷わず即座にポチッと選択。
最短の配達を希望し注文。
 
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商品は日曜日の午前中には到着。
これで少量印刷のプリントにも対応できる態勢となり、何とか日曜日を乗り切りました。
 
そして月曜日。
こんな絶望的な壊れ方じゃすぐには直らないだろう、代わりの機械を置いて行かれるのかなと身構えていたら、いつもの担当者氏がやって来て部品交換でさっと(といっても1時間くらいかかっていましたが)直してもらいました。
平謝りされ、緊急時の連絡先の携帯番号も(改めて)教えていただいて帰られました。
(いやいや担当者氏が悪いわけではないのでしょうけれども。連絡先を教えていただいても常識的に考えて夜中には電話できませんし(苦笑))
 
今日からは普通に使えています。
思えば故障前から反応がだいぶん悪くなっていたんですよね。
印刷中に突然考え込んでしまったり、
(安いインクジェットプリンターならいざ知らず、コピー機でそういう現象はあまりないですよね)
タッチパネルが一部反応しなくなったり。
今回の修理でそれも直りました。
ばりばり働いてくれそうです。
 
期末テストまで、あと3日。
 
 
 
ウチの塾の歴史を振り返ってみると、コピー機がテスト対策期の週末にトラブルを起こすのはこれが初めてではありませんでした。
20年近く前にも一度経験したことがあります(当時は別メーカー別業者さん)
あのときは紙の原稿を抱えて深夜のコンビニに走ったんですよね。
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当時はコピー機をプリンターとしては使っていなかったので(プリンターは別で持って使っていました。事務室は機械だらけ(苦笑))完全アウトは回避できた上、紙で原稿を持っていた時代だったので、そういう技が使えたわけです。
これからの時代を考えると、オンライン学習にも即応できる教材のA4化とか(A3対応のプリンターを自宅に持っている人なんて稀でしょうから。春のオンライン期間もこれで苦労しました)、さらに進めてプリントなど出さなくてもタブレットやPCで直接学習できる態勢に変えていかなくてはいけないかもしれませんね。
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いよいよ「紙からの卒業」も真剣に検討しないといけないのかな…。
電子黒板(というかプロジェクターですが)の導入はもう10年近く前にさくっと進めた方だと自負していますが、「紙からの卒業」については私自身がかなり慎重ではあるんですよね。
塾生・卒業生なら分かると思いますが、「紙に書いて学ぶ」ことに対するこだわりがあるというか。
ただ、学校でもタブレット端末だ、デジタル教科書だという流れになっていますので、そうも言っていられないのかなとも。
途方に暮れる間、そんなことをいろいろ考えた週末でした。