イチローの言葉


「至高の教育」と話題に。「練習は裏切らないとかよく言われる。努力は報われるとか、でももう一歩先を見て欲しい」byイチロー https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66f35d12e4b0d04575634897


どんな分野でもその道を究めた人の言葉には味があることが多い。
イチローは誰もが認める野球界の大成功者にして英雄だ。
彼が先日、高校生たちに語った言葉を見かけた。

「努力っていうのは本人が決めることじゃない。目指してほしいのは、人が見ていたら努力だと思うけど、本人はそう思っていない状態。私にとっては普通のことなのに、なんか周りは評価してくれる、だったらすごくいい状態」

この言葉には納得するしかなかった。
頑張っている人ほど頑張っているそぶりを見せないのは格好をつけているというよりは、本人にとってはそれが普通のことになっているからだと思う。
自分を振り返っても、後から「あのときは頑張っていたんだな」と思うことはあっても、そのときにはそういう思いは皆無だった。
私がこの塾で目指しているのも、塾生がそういう状態になることだ。
本人は「普通に勉強している」と思っているのに、周りがお世辞抜きで頑張っているねえと評価して実際それが成績にも表れる状態。

「いい結果出したら、その瞬間は満足していいですよ。だって楽しいとか気持ちいいとかなければやっていけないでしょ」「僕は満足感とか達成感とか十分味わって欲しいと思う、それを味わえなきゃ次に行けないと思っている」

やったからできた!という弊塾のキャッチフレーズの意味するところがこれだと思った。
自分がやった結果、成果が出たことは喜びに変えて次に進むためのエネルギーにしてほしいと思う。
逆にやってもいないのに結果だけがたまたま出ても、表面的には嬉しくても心底喜びを感じられない。
やったからできた!の循環を大事にしたい。
それがまた次につながるから。