いよいよ明日だ

先週水曜日、公立高校第一次選抜学力検査が終わった段階では「1週間以上あるのか、長いなあ」と思ったものだが、気づけばもう明日が合格発表である。
卒業生(高校受検生)の授業は入試の前々日に終了して以来やっていないから、その後の彼らの様子は知らないが(電話等で話したり個別に塾を訪ねてきた生徒はいる)、ここまでどう過ごしてきただろう。

明日一つの審判が下される。

どういう結果になっても、前を向いて歩き出す日だと心得てほしい。
3年後にまた次の関門が待っている。
入学式は4月8日ぐらいなのだろうが、明日の結果がどうあれ、この春休みからもう次に向かって歩み始めなければならない。

息抜きは今日まで。
今日まで思いっきり羽を伸ばして、明日からはまた頑張ってほしい。

一般入試を受けて大学に行くのだろうこの塾の多くの卒業生でも、もう丸3年はない。
そうでない卒業生は次の進路が決まるまで2年半かそれより短い期間しかない。
若い彼らの時間軸では「2年半もある」「3年近くもある」かもしれないが、あっという間である。
勉強も大事だし、この3年弱の間にしかできないことにも打ち込んでほしい。

気がつけば私が倒れて退院して驚かれてからも丸4年が過ぎていた。
家族ですら両足で普通に歩いて帰れる私が信じられなかったようだから、知り合い界隈に驚かれるのも無理はない。
あの年の3月末、自主的に声を掛け合って全員集合し、私に高校合格を報告してくれた子たちも、来年1月にはもう「二十歳の集い」に出るのだと思うと本当にあっという間である。
こんな調子で、明日の審判を待つ子たちが3年後、大学に合格したとか就職が決まったとかで報告に来てくれる日もあっという間に来るのだろう。
そのとき彼らが幸せであることを祈る。