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【2026年春入試】岐阜県公立高校入試の定員内不合格がちょっと増えた?

はじめから唐突だが、以前から書いているように「定員内不合格」とは定員オーバーしていない(定員割れか定員ちょうどまでの)出願状況で出される不合格のこと。
昨年2025年春入試での岐阜県内の定員内不合格は、県教委からは発表されていないが文科省の全国調査資料で確認できる。
6校で11人出たと。
それ以前からの人数の推移は以前の投稿に書いたのでそちらに譲る。
文科省は例年、年末にこの資料を出す。
この春の入試については年末に全体の数字が明らかになるのだろう。
だからそれを待ってもよかったのだが。
先日書いたように西濃地区だけで5人の定員内不合格かもしれない事例が確認できたので、ちょっと気になったので県内全体で調べてみた。
定員オーバーしていないのに出願者数>合格者数になっている高校を探してみた。
自分で探し出すのは大変手間なので、AIを使わせてもらった。
複数のAIに同様の作業をして照らし合わせ、一応私も一部は確認したのだが、漏れがあるかもしれない。

以下は今年2026年春の岐阜県公立高校入試(第一次選抜)で定員内不合格の可能性があるケースである。
18校21学科に定員割れした状態で 出願者数>合格者数 という現象が見られた。

<2026年春>

学校名学科(群)名出願者数合格者数
岐南工業土木工学32311
各務原普通1641622
岐阜各務野情報76751
本巣松陽普通1781762
大垣西普通1581571
大垣工業機械工学科群98971
大垣工業電気・電子工学科群98971
海津明誠普通20191
海津明誠ビジネス情報27261
郡上北普通69681
加茂文理探究2402391
八百津普通45432
東濃普通1051041
多治見北普通2292281
瑞浪普通61601
中津川工業機械工学科群70691
斐太普通2202191
高山工業総合工学科群66651
華陽フロンティア定時制・普通(I部)74704
華陽フロンティア定時制・普通(II部)48426
阿木定時制・総合生活11101
合計(全日制+定時制)32

この差の32人が全部、定員内不合格だったという可能性は低い
不合格以外に以下のような事例も考えられる。
・出願手続きを完了させていない(出願最終締切の後に入学考査料の払込がある)
・検査当日の欠席(インフルエンザ等の体調不良による欠席は追検査もあるが、そうではない欠席=棄権)
過去に公表されたデータでは0.1%程度が確認された年もある。

    

参考までに昨年2025年春入試について同様に処理したデータを振り返る。
<2025年春>

学校名学科(群)名出願者数合格者数
羽島普通1451441
海津明誠生活デザイン22202
八百津普通56533
瑞浪普通69672
恵那普通1201191
華陽フロンティア定時制・普通(Ⅲ部)541
加茂定時制・普通53503
東濃フロンティア定時制・普通(Ⅰ部)36351
合計(全日制+定時制)14

今春入試と同様の計算をしたら差の合計は14人になった。
一方、昨年2025年春(令和7年度)入試についての文科省の調査では、岐阜県の公立高校全体で定員内不合格が11人だったと書いた。
11人は第一次選抜と第二次選抜合わせた数字である。
第二次選抜では2
校で定員内不合格があったことが文科省の調査から分かっている。
その2校は出願者数と合格者数から各1人、
計2人と特定できた。
だから第一次選抜の定員内不合格は11-2=9人ということが推定されている。
以上のことから上の14人のうち、14-9=5人は先ほど書いたような不合格以外の理由だと思われる。

一方、2025年春入試に定員内不合格を出した高校は実数で第一次選抜・第二次選抜あわせて6校というのが文科省調査からわかっている。
第二次選抜で定員内不合格を出した2校は上記の表に入っておらず、つまり定員内不合格を出したのは上の表の中では4校だけ。

上記の高校の中の半分(4校は不合格者でない事例だと考えられる。
つまり、ここからも定員割れしていて出願者数>合格者数でも、差がすべて定員内不合格ではないということがわかる。

   

そういうわけで、今年の定員内不合格が32人だったとは言えないだろう。
しかしこの粗い比較でも、昨年より明らかに高校数も人数もその「可能性」のある事例が増加している。
 2025年春 8校・14人(実際は9人)
2026年春 18
校・32人(実際は?)
実際に定員内不合格も増えている可能性は極めて高い。

昨年2025年春入試で岐阜県教委は、できるだけ定員内不合格を減らそうと舵を切っていたようだ。
だからだろうか、2025年春入試では定員内不合格が2023年(23人)や2024年(22人)と比べると少なかった。

岐阜県教委の文科省の調査に対する回答を見る。
説明文による回答では2024→2025でほとんど変化がなかったが、

2024年春(令和6年度)入試では
イ 定員内不合格を出す場合、教育委員会との協議を要することとしている
だけを選択。
2025年春(令和7年度)入試では

ア 文書、口頭、申し合わせ等により、原則として定員内不合格を出さないよう取り扱っている
イ 定員内不合格を出す場合、教育委員会との協議を要することとしている
の2つを選択している。

このことからも抑制傾向への変化が明らかに見てとれた。

今春入試への対応がどうだったのか。
年末の文科省の調査が今から興味深いが、昨年と同じ選択肢があってそこから選
ぶのだとしたら、上の(ア)を外している可能性はある。
つまり2026年春入試では定員内不合格に関して何らかの修正があったかもしれないということだ。

といっても大多数の受検生にとっては極度にプレッシャーを感じるような数字ではない。
今年2026年春入試で言えば、全日制で定員割れ高校・学科に出願した県内6000人を超える生徒のうち、上記の「定員内不合格の可能性がある」人数が21人。
率にすると0.3%程度のことである。
これは、定員280人の高校で1人オーバーしている(281人のうち1人が不合格になる)というようなイメージの割合である。
定員割れをしているといっても入試なのだから、受検生として相応の準備と
緊張感を持って挑んでほしいという県教委からのメッセージだろうか。

  

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